家庭菜園の基本(その2)

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家庭菜園の基本

プランターを用意したら底に底石を敷き詰めます
敷き詰める厚みはプランターの深さの2割〜3割ほどです
 
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その上に用土を入れます。
用土としては、赤玉土に腐葉土を 7:3 の割合で加えるのが
一般的ですが、そのまま使える用土が売ってます。
以前使っていた土をリサイクルする場合は、肥料や腐葉土や
苦土石灰などを加え、全体が空気に触れるように混ぜると、良い
用土になります。
 
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種や苗を植えます。苗の場合は根に付いている土は落とさずに、
種の場合は上に被せる土は軽くのせる程度にします。
 
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植えつけた後はたっぷりと水を与えます。プランターの底から水が
出てくるまでかけてください。
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あとは毎日の水やりです。
水のたくさん必要なものとそうでないものがありますので確認を。
夏場は、涼しい朝夕に。冬場は日が昇ってから。

以下は植物を育てる上での注意点と見極め方です。

冬の水やりに注意!


ほとんどの植物は気温が下がると成長が止まり、生命活動そのものがゆるやかになります。
当然、肥料や水もあまり必要としなくなるわけです。

良く 「大切にしてるのに、枯れてしまった…」 というような台詞を聞きますが、多くの場合冬の水やりの失敗だと思います。
葉に元気がなくなり萎れてくると…「わっ、水が足りないんだ」と思いがち。
で、水をさらにかけて悪循環に陥り、最後には枯れてしまう。

植物には成長に適した温度があり、それよりも気温が下がると、根が水を吸収することを抑えてしまいます。
そのような状態で多量に水を与えてしまうと、間違いなく根腐れを引き起こしてしまう。
根が腐り始めると、根が水分をまったく吸収できなくなり、地表部分の茎や葉は水切れを起こして枯れていきます。

南国に生育するトロピカルフルーツなどは、特に気をつけた方がいいですね。
ちょっとした油断であっというまに枯れてしまいます。

……とは言え、全く水をやらなければ、鉢植えの植物は枯れてしまうので、その見極めが大切。
いろんな植物の注意書きに 「鉢土が乾いたらたっぷりと水をあたえてください」 とあります。
でもこれはかなり曖昧。水持ちの良い土だと表面の土が乾いても、中はまだ十分に水を蓄えていることも多いです。

じゃあどうすれば良いのかというと、確実なのは地表部分の茎や葉を確認すること。
下の写真は、水分が足りなくなって茎にしわができています。
葉もいくらかぐったりしてます。
この状態で、水をたっぷり与えます。冬の場合は、気温が上がる日中に!
一日あれば、たっぷりと水を吸ってすぐに元通りです。

水切れの植物 干からびた植物 

下の写真は一日後。一日で元通りになってます。

給水後の植物 給水後の植物 

ただ水切れの状態に気付かずに放っておくと、確実に枯れてしまうので目につきやすい場所で管理するとgoodです。


根腐れしてしまったら


根腐れしてしまったら、すぐに植えかえます。
放っておくと、完全に枯れてしまうので、根がすべて腐ってしまう前に対処します。

1、鉢から取り出して腐った根をすべて取り除く。

2、余分な土は落とし、鹿沼土を多めに加えた通気性の良い土に植えかえる。

3、たっぷりの水を与え、根と土をしっかりとなじませる。

4、わらやシートでマルチング

5、風雨を避け、軒下や部屋の中へ

あとは水をかけずに様子を見ます。
トロピカルフルーツや多肉植物(葉や茎に水を貯蔵している植物。アロエや金のなる木など)は、根腐れさせがちですのでご注意を。

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