病気

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植物の病気

植物の病気は厄介です。
害虫なら捕殺したり、殺虫剤を散布することで、目に見えた
結果が出るので判断しやすいのですが、病気が改善された
のかどうかは、簡単にはわかりません。

それに、一度病気にかかってしまうと簡単には改善されな
いし、すぐに治るというわけにもいかず……。
手っ取り早いのは、病気にかかった部分を切り取って焼却
してしまうことですが、病気が広範囲に及ぶと、それもできません。

植物の病気に対しては、予防と早目の対処が大切!

予防は植物の生育が活発になる時期の前、また梅雨に
入る前が効果的。


家庭菜園は病気との戦い?


植物の病気

植物の病気は様々。
害虫対策と同じくあまり農薬は使いたくないので、基本的には『木酢』で対処しています。殺菌効果と消臭効果を期待して……。ネコや犬よけにも効き目あり。
でも農薬ほどの力はないので期待したほどの結果は出ないことの方が多いでしょうね。それに全く無害とも言い切れないので、他の方法も必要です。
害虫もそうですが、外からやってくる菌の侵入を防ぐことは大切です。そういう点でもやはりハウスがほしいところ。ただ夏場は小さなハウスでも温度管理にも気をつけないと高温になりがちです。

病気は予防も大切です。雨に打たれると病気が広がったり、風で運ばれてきたりして感染したりします。梅雨時期や夏場の台風シーズンには特に注意が必要です。
雨避けをしたり、水やりの時も、全体に水をかけるのではなく根元にだけ与えるようなこころがけを。

トマトのような野菜は、連続して植えつけると病期が大量発生するので、農家の人も連作せずに隔年で作ったりしていますが、原因は土の中の細菌にあります。
同じ作物ばかり作っていると、悪影響を及ぼす細菌もだんだんと増えてきます。これを防ぐには、連作をしない、一度使った用土は、必要な肥料・苦土石灰を加えて、よく空気に触れるように混ぜて日光に当てる、これが大切です。

病気が発病したら、その葉や茎を焼却してしまうのが良いのですが、全体的に蔓延してしまうと手の施しようが有りません。仕方なく諦めて全部焼却してしうまうか……。
しかし、せっかく育てた野菜や果樹をそう簡単には捨てられませんよね。
農薬と言っても、用法要領をしっかりと守れば人体にそれほど悪影響を与えるものではないし、最近は自然の物を利用して作られた環境にもやさしい薬剤もありますので、そういったものを使用するのがいいですね。

ただし、頻繁に使いすぎないこと。同じ農薬(薬剤)を何度も連続して使わないこと。
以上の二つは、抵抗性のある菌を作り出し、せっかくの薬剤の効果を薄くしてしまうからです。

↑ハモグリバエに食べられた跡から、かいよう病が発生。傷口があると感染しやすくなるので注意。

↑イチゴに発生した炭疽病

↑葡萄の葉にうどんこ病

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