野菜の育て方 |
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野菜作りの一番の魅力は、育てる喜びを感じながら、自分の手で収穫したものを食べられるってこと。 無農薬で安全なものを求めるなら、最後は家庭菜園にたどり着くんじゃないかな。コンパニオンプランツって手もある。(オーガニックや完全無農薬は難しいけれど…)(ー’`ー;) スーパーに並んでいるようなキレイな野菜は出来ないかもしれないけど、せっせと世話を焼いた野菜が美味しくないはずがない……と思う。 それに季節ごとにいろんな野菜を植えて、旬のいろんな味を楽しむのは、この上ない贅沢っ! さぁ家庭菜園を始めてみましょう! ベランダ菜園でもほとんどの野菜が育てられます。 深さのある大きめのプランターもあるので、ニンジン、ダイコンなどの根野菜でもOK! 自分の目の届く範囲に、緑があると癒されますよ。 (観葉植物も良いけれど、色気より食い気な私は、果物や野菜で緑を演出してばかりです。)(^0^* |
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野菜作りを始める前に | |
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日本で利用されている野菜はおよそ150種類。 その野菜によって利用される部分も異なり、葉や茎を利用する『葉茎菜類』、根や地下茎を利用する『根菜類』、果実や種子を利用する『果菜類』に分けられます。 野菜の種別と栄養素はこちらにあります。 → 【野菜の分類・マメ知識】 ・ 【野菜の栄養素】 基本的な植物の育て方は別のページで説明してあるので、なるべくここでは重複しないようなことを説明しておきます。 まずはじめに野菜を上手に育てる簡単なポイントです |
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1、野菜を育てる土づくり | |
野菜の育て方で一番大切なのがこの土づくりですね。 それほど土を選ばず元気に育つ野菜もありますが、適正な土づくりをすることで良い収穫に繋がりますよ。 |
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@、肥料を適度に | |
野菜の生長を助けるのは土の中の養分です。植物に必要な主な栄養素は、チッ素・リン酸・カリ です。 チッ素 ― 葉や枝を元気にして、枝の伸びが良くなり葉の枚数も増え、緑色が濃くなります。 チッ素が不足すると枝葉の生長が悪くなって十分な光合成もできず、思うような収穫ができないが、逆に多すぎると花芽が付きにくくなる。葉野菜ならそれほど支障はないけれど、トマトなど実のなる野菜だと困りもの。 リン酸 ― 花つき、実付きをよくしてくれます。不足すると、当然花つき、実つきが悪くなります。 カリ ― 根を太らせ、実を大きくしてくれます。不足すると葉が黄色っぽくなったり、根腐れしやすくなります。でも多過ぎると、マグネシウムやカルシウムの吸収を妨げて、その欠乏症状が出ることもあります。 肥料は多ければ良いというのもでもないので、野菜に合わせて適度に施します。 (肥料が多過ぎると根を傷めて生長を阻害します) 一般的には……チッ素 : リン酸 : カリ = 8 : 8 : 8 野菜によって配合を変えるとより効果的ですが、ちょっと面倒ですね。 |
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A、水はけ、保水性、通気性 | |
水分は野菜が育つのに必要なものですが、多過ぎると根腐れの原因になります。 それに根も呼吸していますので、通気性良くないと根が良く張ってくれません。通気性の良い土は、水はけも良いものです。 通気性も水はけも良い土は、ふかふかになります。逆にかたい土はあまり良くないですね。 |
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B、土のPH(酸度) | |
土にも、酸性・中性・アルカリ性があります。 植物によって、酸性が好きなもの、アルカリ性がすきなものと別れますが、ほとんどの野菜は中性〜弱酸性を好みます。 (通常、畑などは放っておくと酸性側に寄りがちになりますが、駐車場跡や造成地などは弱酸性から中性、またアルカリ性であることも珍しくありません。) PHはPH試験紙が販売されているので、簡単に調べることができます。(昔学校で使ったリトマス試験紙のようなものです。土を採取して試験液を入れるタイプのものもあります) 一般的な野菜の生育には、PH5.5〜7.0と言われています。 土の酸性度を調整する時には石灰を使います。 (石灰を過剰に施すと、土がアルカリ性になってしまいます。アルカリ性になった土は野菜には適さないので、PHを確認してPH6.0以下を目安に施すようにしてください) 石灰には、消石灰(しょうせっかい)、苦土石灰(くどせっかい)、有機質石灰がありますので、状況に応じて使い分けてくださいね。 消石灰 ― 効目は早くて安価。大きな規模だとこれを使う方が多いですね。ただ消石灰をまいた後にすぐ苗を植えると障害が出るので、植えつける2週間前には施しておくようにしてください。 苦土石灰 ― マグネシウムを含む石灰岩から作られているので消石灰より障害が出にくいです。家庭菜園では一番よく使いますね。 有機質石灰 ― 卵の殻や貝殻を砕いたものです。効目は穏やかで、野菜にも優しい石灰です。 苦土石灰で、PH値(酸度)を1上げようと思ったら、1uあたり200gです。消石灰ならもっと少なくします。 |
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C、元肥と追肥(もとごえとついひ) | |
タネをまく前や、苗を植え付ける1〜2週間前に前もって施しておくのが、元肥です。 生育期間が長い野菜は、途中で肥料が不足してしまいます。それを補うために施すのが追肥です。 (プランターや鉢は、もともと土の量が限られているので、地植えのものよりも肥料切れしやすいので、マメな追肥が必要です。 ただ一度にたくさんの量を与えずに数回に分けてくださいね) 育てる野菜によって適正な量は異なっていますが、一般的肥料の量としては、下の通りです。 元肥 ― 1uあたり 100〜150g 追肥 ― 1uあたり 50〜60g |
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2、種と苗 | |
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野菜を育てる場合は種から植えるか、苗を買ってくるかですが、苗を買ってくる方が手間はかかりませんが、たくさん植えようとすると高くつきますね。 育成場所に直接タネをまく場合のまき方は、ばらまき、すじまき、点まき などがあります。 「ばらまき」は言葉通り、そのままばらばらとまいてしまいます。 (「ばらまき」する場合、小さいタネだと上手くまけないことがあります。その場合は前もって、バケツなどで少量の土とタネを混ぜ合わせておいて、それをまくと、均一にばらまきできます) 左写真が「点まき」です。(わかりやすくする為に、わざと大きいタネを置いています) ビンの底などで押さえて、その上にタネが重ならないようにまきます。株間を調整しやすいのと、スペースに無駄がなく使えるのがいいですね。 右写真が「すじまき」です。見たとおりですね。 野菜を育てる時は「すじまき」が多いですが、キャベツや白菜など大きくなる野菜は「点まき」がいいですね。 まいた後は、上から軽く土をかぶせておきます。 タネからいったん苗をつくる場合は、ポットやプラグトレーに植えて育てます。 ただポットからはけっこう簡単に苗を取り出せるのですが、プラグトレーから取り出そうとすると慣れないと根から土が全部零れ落ちてしまいます。下の写真のように、トレーの底を軽く指で押して持ち上げておいてから、そこをつまむ様に押し上げて引っ張り上げるときれいに抜くことができますよ。 植えた種が全部発芽するわけではないですが、混み合ってきたら間引きします。もちろん残すのは、発育の良い元気な苗です。 苗を買ってくる時の苗の選び方ですが、まず害虫が付いていないか、病気の症状がないかを見ます。 それがなければ、葉に厚みがあって、節がつまってしっかりしている苗を選びます。 (ポットの底から根が出ているものは、根が張り過ぎた状態ですから、あまり良いものとは言えません) それと、苗は良く見ると接ぎ木されたものもあります。 強く育てる為に接ぎ木されているのですが、台木から出てくる葉や芽はちゃんと摘み取ってください。 そうしないと、台木の方が生長してしまって、実が付かない……なんてことになってしまいます。(T∇T) |
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