野菜の分類・マメ知識

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野菜の分類


日本で利用されている野菜は150種類ほどだと書きましたが、世界中で利用されている野菜を合わせると800種類以上だと言われています。
世界の野菜の中には、日本ではまだ見られていない野菜もたくさんありそうですね。
そのうち品種改良が進んで、日本に入ってくると家庭菜園の楽しみも増えそうです。

家庭菜園で好んで栽培されているのは、ナス科、ウリ科、マメ科ですね。
トマトナスがナス科だと知っている方は多いですが、ジャガイモもナス科だと知っていましたか?
花を見たことがある人は何となくそんな感じを受けるでしょうけど、ジャガイモしか見たことない人はちょっとイメージが湧きませんよね。
それとトウモロコシのイネ科は何となくわかりますが、タケノコもイネ科なんです。ちょっと違和感ありますよね。


野菜の種類と分類

その野菜の利用される部分で分けると、葉や茎を利用する『葉茎菜類』、根や地下茎を利用する『根菜類』、果実や種子を利用する『果菜類』となりますが、植物学的な分類(自然分類)は以下のようになります。

アオイ科

 
オクラ 、(野菜ではありませんが、繊維を取る為に世界で多く栽培されているワタやケナフもこのアオイ科です)


アカザ科

オカヒジキ、フダンソウ、ホウレンソウ 


アブラナ科

カブ、カリフラワー、キャベツ、クレソン、コールラビ、ダイコン、タカナ、ワサビ 


イネ科

タケノコ(竹)、とうもろこし(スイートコーン) 


ウリ科

カボチャ、キュウリゴーヤ(ニガウリ)、スイカ、メロン、マクワウリ 

キク科

ゴボウ、シュンギク、レタス、フキ 


サトイモ科

 
サトイモ 


シソ科

シソ、セージ、バジル、ローズマリー


セリ科

 
パセリ、セリ、セルリー、ニンジン、ミツバ


ナス科

 
ジャガイモ、トウガラシ、トマトナスピーマン 


バラ科 

 
イチゴ 


ヒルガオ科

サツマイモ 


マメ科

エダマメ、エンドウ、サヤインゲン、ソラマメ


ユリ科

 アスパラガス、タマネギ、ネギ、ニラ、ニンニク、ラッキョウ


野菜のマメ知識

野菜の導入

 
日頃目にしている野菜は、小さい頃からすでに身近にあったので、ずっと日本にあったような気がしてしまいますが、実はそうでもないんです。
すっかり定番野菜となっているジャガイモ、トマトは明治時代に南アメリカから入ってきたもので、多く生産されるようになったのはそれほど昔のことではありません。
同時期にヨーロッパから、キャベツやピーマン、イチゴなどが入ってきているようです。
ですから野菜の歴史はそれほど古いものは少なく、よく目にしているものは、比較的新しいものばかりですね。
モロヘイヤやパプリカも近年になって入ってきた中国野菜です。

日本原産の野菜の種類は少なく、オカヒジキ、サンショウ、ジュンサイ、セリ、ミョウガ、ワサビなど、十数種類です。


野菜の種の寿命

 
 家庭菜園していると、せっかく育てた野菜の種を来年また使えないのかな……と思いますよね。
また購入した種も、全部使い切れずにあまってしまって、もったいない思いをしてる人も多いはず。
余ったタネはもちろんのこと、(F1品種の話は別にして)せっかく出来た種を使わないのはもったいないです。
でも限られた家庭菜園のスペースなので、発芽や連作のことを考えていると使いそびれてしまいます。
……野菜のタネってどれくらい持つのでしょうね。
経験から言うと、環境によって大きく違います。低温で乾燥した条件がGOOD!です。

一般的なものを書いておきますので、保存できるものは保存して、来年、再来年の家庭菜園に使ってみましょう。

タネの寿命が1〜2年の野菜
キャベツ、ゴボウ、タマネギ、ネギ、ニンジン、ホウレンソウ、ニラ、レタス

タネの寿命が2〜3年の野菜
エンドウ、カブ、サヤインゲン、スイカ、ダイコン、ハクサイ

タネの寿命が3〜4年の野菜
カボチャ、キュウリ、トマト、ナス


 発芽の条件

 
 発芽の条件は水分と温度と酸素。これを各野菜に適したものにすれば、自然と発芽します。
でも、中には光の影響を受ける野菜があるんです。
レタス、ミツバなどのタネは光が当たることで発芽が促進されます。このような種類を、
好光性種子といいます。
逆に、トマト、ナス、ネギ、ダイコンなどのタネは光が当たることで発芽が阻害されます。このようなタネを
嫌光性種子といいます。


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