イチゴ(苺)の育て方

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いちごの育て方


イチゴはバラ科の多年草。
イチゴは育てやすいフルーツです。4月の下旬から7月上旬くらいまで
収穫できるので、思ったより長い間楽しめるのもGood!。

食用のイチゴではないけれど、『ワイルドベリー』は恋愛運上昇の
アイテムとしてテレビで紹介されて大人気になったこともありまし
たね。右の写真はワイルドベリーです。花も小さくて可愛いですが
葉っぱも普通のイチゴよりもつやがあって、観賞用に部屋に飾る
のもいいかも。o(*^▽^*)o~♪(右写真)

イチゴはいろんな種類があります。ガーデニングセンターや
ホームセンターで売られている苗は強健な種類のもので育てやすい
のですが、期待していたほど甘味がなかったり……。
そんな時はスーパーに並んだ少し高めのイチゴを買ってみましょう。
イチゴの表面に付いた粒々は種です。このイチゴの種からでもちゃんと
育つんです。チャレンジしてみる価値はありますよ。

イチゴの生育温度は18〜25℃。
適正PH(酸度)は5.0〜6.5です。
いちご


イチゴ(苺)

イチゴのランナー イチゴの苗を買ってくるか、スーパーに走ってお好みのイチゴを買って、表面の種を取るか……。( ̄~ ̄;)

苗を買ってきた場合は、ポットから取り出して土は落とさずにそのまま植えつけます。
普通のプランターなら苗は2つほどにしておきます。イチゴは葉も広がりますし、込み合うとせっかくのイチゴの実が大きく成りきらなくなります。
土は肥沃なものが良いので、市販の有機肥料をあらかじめ加えておくのが良いでしょう。

種を買ったり、実から取った場合は浅く捲いておきます。はじめから少量の土と混ぜてから撒くと簡単です。種の場合は目が出て葉っぱが4〜5枚出揃うまでは、半日陰で乾燥を避けるようにします。
イチゴの花 苗ならすでに花が咲いていたり、実が付いているものもありますね。
植付けの株間は25〜30p。
開花から収穫までは25〜30日。
気温が低いともう少し長くなります。

種をまいた場合も春には目を出して気候の良い5月頃には、葉っぱも茂ってきます。葉が込み合って日の光が実に届かないようなら、下の葉から取り除きます。
イチゴが好むのは15〜20℃。冬の寒さをハウスで凌ぎ、夏の暑さを軽減すれば、花も実も、ランナーもどんどん伸ばすことでしょう。
イチゴは温度管理が上手くできれば、長く楽しむことが可能ですよ。

病害虫は灰色カビ病・炭そ病・うどんこ病・アブラムシ・ヨトウムシなどに注意。
イチゴのランナー イチゴは多年草ですが、1年サイクルと考えた方が育てやすいです。
そして親株にするものと、実を収穫するものは分けて考えた方が効率よく収穫できます。。
親苗を春に植え付けておくと、実が付きだす頃にランナー(新しい株、左写真)が伸びてきます。これが土に根を張ると新しいイチゴの苗となります。
市販されている苗はこうして増やしたものです。(種から育てるのは品種改良する時くらいなので、通常イチゴはランナーを使って栽培しています。)
ランナーで新しい子株が春から夏にかけてできます。親株はその年の冬には枯れてしまいますが、子株は冬を越して来年の春に実を付け、またランナーを伸ばします。
ですがイチゴの子苗も、冬の寒さで葉が落ちて枯れたようになることがあります。でも実際は地上部だけが枯れているだけで、春になって暖かくなれば、イチゴは元気に芽吹いてくれますよ。
枯れてしまったのか……なんて、抜いてしまわないように。

イチゴ(苺) 実を収穫するなら、伸びたランナーは切っておきます。
そうしないと、ランナーに栄養をどんどん摂られて、実も少なく小粒になるからです。ランナーを切ることで、実がたくさんなって、充実します。
親株にするなら、ランナーを伸ばしてたくさん苗を作っておきます。
(実を収穫する間はランナーを切っておいて、6月後半から7月にかけてランナーを伸ばしても、子苗は確保できますよ)
イチゴのランナーは放っておくと、一本に3〜4株の子苗ができます。
苗にする時は、本葉が2〜3枚になった頃、イチゴの子苗から見て親株側のランナーは2pほど残し、反対側は付け根で切ります。
植える時は、その残した2pほどのランナーも土に埋めますが、イチゴの芽の部分まで埋めないようにしてくださいね。(深植えはあまり良くありません。)
植えた子苗から、またランナーが出ることがありますが、それは切っておきます。そしてこのまま冬越しに入ります。
ワイルドベリー(恋愛運上昇) イチゴの収穫は4月の下旬から7月上旬くらいまで。
太陽の光をいっぱい浴びた実がおいしくなりますよ。
(開花後から月に1〜2回追肥。水やりもマメに)


左写真は食用のイチゴではなくて、ワイルドベリーです。
観賞用にするなら、オススメです。
実を食用には使わないので、普通のイチゴとは違って、実から種を取っておいて増やす人が多いみたいです。

イチゴの病気の症状

炭そ病
6月〜9月頃の高温の時期に発生しやすい。(イチゴの品種の中でも、女峰、とよのか、とちおとめ、は弱い)
葉やランナーに黒色のだ円形の病斑ができる。クラウン部(芽)が侵されると枯れてしまう。
対策としては……
病気の発生した株、枝葉を切り取って処分。発病後の薬剤散布での治療は難しい。
予防効果を重視した薬剤を散布。(浸透性のあるもの、ベントーレ水和剤・ゲッター水和剤・アミスター20フロアブルなどはイチゴの内部から守るので効果は高いですが、収穫日が近いと使えません。外側からブロックする薬剤は有機銅水和剤・オーソサイド水和剤・ジマンダイセン水和剤など。)
前年に発病した土は使わない。雨よけやマルチングで跳ね上がりを予防。込み入った葉は間引いて風通しを良くする。

灰色カビ病
低温多湿で発生しやすく、灰色のカビが発生し株が枯れることもある。イチゴでは果実に発生したものを見かけるが、葉や花などにも発生する。
ハウス栽培で発生が多く、露地栽培でも梅雨時期に発生する。
カビの胞子が飛散して被害を広げるので、病変を見つけたら他に広がってないか周囲を確認することも大切。
対策としては…
薬剤散布(ベントーレ、トップジンM、オーソサイドなどの薬剤を1週間おきに2〜3回散布)
薬剤に耐性を持つ菌もいるので、2〜3種類の薬剤を使いまわすこと方が効果的。

うどんこ病
地上部のほとんどに発生する。日当たりの悪い、雨の当たらない場所で、(湿度が低くても)多く発生する。
発病した部分は表面が白い粉状のもので覆われて、葉が巻いて立ってくる。
対策としては…
イチゴの病気の中では、比較的治療は簡単な方です。
1週間おきに2〜3回、ムラのないように薬剤を散布します。(トリフミン水和剤・ミラネシン水和剤・モレスタン水和剤など)
特定の薬剤に耐性を持った菌もいますので、連続使用は避けた方が効果的です。
薬剤の中でもカリグリーンは、炭酸水素カリウムが主成分で比較的安心して使うことができます。うどんこ病に対しては良く使われています。

コンパニオンプランツとは?
イチゴのコンパニオンプランツ

生長を促進 ―――― ニンニク
病害虫予防 ―――― タマネギ、マリーゴールド、レタス、ホウレンソウ、マメ類
相性の悪いもの ―― ローズマリー、タイム


果物・果樹の育て方一覧

イチゴ(苺) 手軽に始めるには、まずはここから……という感じのフルーツです。
ブルーベリー 比較的、病害虫に強いので、失敗しない果樹のひとつです。
無花果(いちじく) 果樹の中では一番手がかからないのではないでしょうか。鉢植えでもたくさん実を結びます。
レモン(檸檬) 病気や害虫に苦労します。でもレモンの香りはいやされますね。
蜜柑(みかん) 柑橘系は病気の種類も、害虫も多いので常に注意が必要です。
パイナップル 鉢の中でもパイナップルが生るんです。早速スーパーでパイナップルを買ってみましょう。
ぶどう(葡萄) 一番お勧めの果樹です。場所さえあればあまり手間はかかりません。
グァバ(バンジロウ) トロピカルフルーツの中でも強健で育てやすい果樹です。温暖な地域なら失敗しにくいのでお勧めです。
キウイ 生育旺盛で栽培も容易かつ実付きも良い果樹。鉢植えでも収穫できます。
パパイヤ 寒さに弱いので暖地向き。病害虫には強い果樹です。幹が固くならないので、強風はには気を付けます。
マンゴー 今、人気のフルーツです。大きくなりやすい果樹なので、小さく抑える工夫が必要かな。


野菜の育て方一覧

トマト 家庭菜園の代表ともいうべき野菜ですね。ミニトマトをプランターでベランダ栽培している人も多いですね。
シソ(紫蘇) 育てやすい野菜の代表ですね。料理の薬味として活躍しますから、一本あると重宝します。
レタス 土を選ばず元気に育つので家庭菜園の定番野菜です。日当たりが良い場所で冷涼な気候を好みます。
ピーマン 害虫の心配は少なく、育てやすい野菜です。栄養面からみても、育てておきたい野菜のひとつですね。
ナス 秋ナスは嫁に食わすな……でも食べたいですよね。自分で育てたナスなら、また格別の美味しさです。
きゅうり 代表的な夏の野菜。収穫期間も長いので、夏の間中、瑞々しいキュウリが楽しめそうです。
ゴーヤ(ニガウリ) ゴーヤはグリーンカーテンとしても使われる人気の野菜です。
豊富なビタミン・ミネラルに加えて血糖値や血圧を下げる効果にも注目ですね。
とうもろこし
(スイートコーン)
草丈が2mを超えるものもあるスイートコーン(とうもろこし)ですが、野菜用の大きめのプランターなら大丈夫です。ベランダ菜園には不向きですが、都会では珍しいので一度チャレンジしてください。
山芋(自然薯) 滋養強壮に効果があるといわれる山芋。山芋を収穫するのは大変ですが、ムカゴの収穫は楽ですし、とっても美味しくいただけます。
ネギ 脇役になりがちなネギですが、ネギの必要な料理って結構多いですね。深根ネギだとプランターでの栽培にはちょっと不向きですが、暑さ寒さには強い野菜です。

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