ゴーヤ(ニガウリ)の育て方

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ゴーヤ(ニガウリ)の育て方


ニガウリ(ゴーヤ)はウリ科の一年草。
ニガウリ(ゴーヤ)は、ビタミンCなどのビタミン類やミネラル成分も豊富で、
その他にも、モモルデシチン・植物インスリン・共役リノレン酸といった
他の野菜では真似できない栄養素を含み、血圧や血糖値を下げる効果や
ダイエットにも良いと言われて、タネまでがその注目を浴びています。
(昔はニガウリの種は食べられないと言われて捨てていましたけど、
最近は工夫しながらいろんな料理に使っている人もいますね)

恐るべし、ニガウリパワーです。(@ ̄□ ̄@;)!!

土の適正PH(酸度)は、5.5〜6.5です。
育成温度は30℃。
日当たりの良い場所を好みます。

ニガウリ(ゴーヤ)で注意する病害虫は、うどんこ病・炭そ病・べと病
アブラムシ などです。
でもニガウリ(ゴーヤ)は病害虫に強く、それほど心配は要りません。

ニガウリは連作障害が起きますから、3〜4年は同じウリ科のきゅうりなどの
野菜を同じ場所では栽培しないようにしてくださいね。


ゴーヤ(ニガウリ)

ニガウリ(ゴーヤ) 種まきの時期は4月下旬くらいから。
(タネを一晩水に浸けておくと発芽しやすいようです)
直まきしても構いませんが、ニガウリ(ゴーヤ)は株間を広く取って植え付けるので、種からなら一旦ポットで苗を作った方がいいですね。(プランターなら直にまいてください)
発芽温度は25〜28℃。

苗を植え付ける場合は、5月下旬から6月くらい。
本葉が4〜5枚になったものを植え付けます。
ニガウリ(ゴーヤ)の株間は、60〜200p。
プランターなら、30p程度の深さは欲しいですね。
(ひとつのプランターに1〜2株)


ニガウリ(ゴーヤ)雄花、雌花 ニガウリ(ゴーヤ)は雌雄異花です。
露地植えなら何もしなくても昆虫たちがしっかり受粉してくれますが、思うような環境で無い場合は、自分で受粉した方が結実は良くなります。
左上写真が雄花。左下写真が雌花。
雄花を雌花にくっつけて受粉します。
ニガウリ(ゴーヤ)は、きゅうりなどの同じウリ科の野菜と同じで、高温・長日条件で雌花分化が抑えられてしまいます。(条件に左右されない安定した品種もあるようですが)なので、ある時期には、雄花ばかり…雌花ばかり…ということもありますね。
ニガウリ(ゴーヤ)はよく伸びるので、グリーンカーテンにもピッタリです。
普通はある程度大きくなったところで親づるの生長点を摘芯して、子づる、孫づるを誘引して伸ばし、それもあまりに高くなり過ぎたら収穫しにくいので先を摘芯します。
ですが、グリーンカーテンとしても使うなら、余計な摘芯は不要ですね。
葉や茎が混み合わないように、支柱やネットの上を上手く誘引してください。
ゴーヤ(ニガウリ) 一般的には本葉が4〜5枚で親づるを摘芯して、子づる2〜3本を伸ばします。子づるからは孫づるが伸びるので、なるべく重ならないように誘引してください。たくさんの追肥は必要ありませんが、子づるの生長をみながら実がたくさん付いた時には追肥してください。
(月に一度くらい化成肥料を施肥)


開花後、大体2〜3週間程度で収穫できます。
ニガウリ(ゴーヤ)は緑のうちに収穫しますが、収穫せずにおいておくと、オレンジ色(赤っぽく)なっていきます。
来年の種を取る場合には、しっかり完熟するまで収穫せずに放っておきます。完熟した実から取り出したタネは良く水洗いして、乾燥させて保存しておいてくださいね。


ニガウリには白いものもありますので、他人とは違った品種を育てたい方は探してみてください。

ゴーヤ(ニガウリ)の病気の症状

つる枯れ病
地際が灰色になって、小さい黒い粒が多数発生する。病状が進むと枯れてしまう。
葉には褐色の大きな病斑が現れる。高温多湿時に発生しやすい。

対策としては…
連作を避ける。排水を良くし、株元を高くすることで地際を乾燥させる。
発病株は抜き取って処分した方が良いです。
薬剤散布は、ダニコール1000など。

つる割れ病
ニガウリ(ゴーヤ)の株の地際に水がしみたような病斑が発生し、割れ目ができたりくびれたり、ヤニが出たりする。
下の葉から枯れてきたかと思ったら、株全体が黄化して枯れてしまいます。
対策としては…
発病したら治療は困難です。抜き取って焼却処分。
予防薬剤として、バスアミド微粒剤・ガスタード微粒剤など。

べと病
ニガウリ(ゴーヤ)の葉の表面に葉脈で区切られた黄色い病斑が現れ、その裏に灰色のカビが発生します。
低温多湿で発生しやすく、発生すると広がるのは早いです。
対策としては…
湿度が上がらないように、間引きなどで風通しを良くします。
肥料切れなどで、株が弱ると発生しやすいので肥倍管理に注意する。
発生してしまったら、アミスター20フロアブル・ダニコール1000などを散布。

うどんこ病
地上部のほとんどに発生する。日当たりの悪い、雨の当たらない場所で、(湿度が低くても)多く発生する。
発病した部分は表面が白い粉状のもので覆われる。
対策としては…
ニガウリ(ゴーヤ)の病気の中では、比較的治療は簡単な方です。
1週間おきに2〜3回、ムラのないように薬剤を散布します。(トリフミン水和剤・アミスター20フロアブル・モレスタン水和剤など)
特定の薬剤に耐性を持った菌もいますので、連続使用は避けた方が効果的です。
薬剤の中でもカリグリーンは、炭酸水素カリウムが主成分で比較的安心して使うことができます。うどんこ病に対しては良く使われています。

コンパニオンプランツとは?
ゴーヤ(ニガウリ)のコンパニオンプランツ

生長を促進 ―――― 
病害虫予防 ―――― ニンニク、ネギ、ニラ
相性の悪いもの ―― 


果物・果樹の育て方一覧

イチゴ(苺) 手軽に始めるには、まずはここから……という感じのフルーツです。
ブルーベリー 比較的、病害虫に強いので、失敗しない果樹のひとつです。
無花果(いちじく) 果樹の中では一番手がかからないのではないでしょうか。鉢植えでもたくさん実を結びます。
レモン(檸檬) 病気や害虫に苦労します。でもレモンの香りはいやされますね。
蜜柑(みかん) 柑橘系は病気の種類も、害虫も多いので常に注意が必要です。
パイナップル 鉢の中でもパイナップルが生るんです。早速スーパーでパイナップルを買ってみましょう。
ぶどう(葡萄) 一番お勧めの果樹です。場所さえあればあまり手間はかかりません。
グァバ(バンジロウ) トロピカルフルーツの中でも強健で育てやすい果樹です。温暖な地域なら失敗しにくいのでお勧めです。
キウイ 生育旺盛で栽培も容易かつ実付きも良い果樹。鉢植えでも収穫できます。
パパイヤ 寒さに弱いので暖地向き。病害虫には強い果樹です。幹が固くならないので、強風はには気を付けます。
マンゴー 今、人気のフルーツです。大きくなりやすい果樹なので、小さく抑える工夫が必要かな。


野菜の育て方一覧

トマト 家庭菜園の代表ともいうべき野菜。ミニトマトをプランターでベランダ栽培している人も多いですね。
シソ(紫蘇) 育てやすい野菜の代表ですね。料理の薬味として活躍しますから、一本あると重宝します。
レタス 土を選ばず元気に育つので家庭菜園の定番野菜です。日当たりが良い場所で冷涼な気候を好みます。
ピーマン 害虫の心配は少なく、育てやすい野菜です。栄養面からみても、育てておきたい野菜のひとつですね。
ナス 秋ナスは嫁に食わすな……でも食べたいですよね。自分で育てたナスなら、また格別の美味しさです。
きゅうり 代表的な夏の野菜。収穫期間も長いので、夏の間中、瑞々しいキュウリが楽しめそうです。
ゴーヤ(ニガウリ) ゴーヤはグリーンカーテンとしても使われる人気の野菜です。
豊富なビタミン・ミネラルに加えて血糖値や血圧を下げる効果にも注目ですね。
とうもろこし
(スイートコーン)
草丈が2mを超えるものもあるスイートコーン(とうもろこし)ですが、野菜用の大きめのプランターなら大丈夫です。ベランダ菜園には不向きですが、都会では珍しいので一度チャレンジしてください。
山芋(自然薯) 滋養強壮に効果があるといわれる山芋。山芋を収穫するのは大変ですが、ムカゴの収穫は楽ですし、とっても美味しくいただけます。
   
ホウレンソウ 鉄分やビタミンの多い野菜なので、食卓に顔を出す機会も多いホウレンソウ。小スペースで育てられるのでベランダ菜園にもピッタリです。
ネギ 脇役になりがちなネギですが、ネギの必要な料理って結構多いですね。深根ネギだとプランターでの栽培にはちょっと不向きですが、暑さ寒さには強い野菜です。

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