レタスの育て方

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レタスの育て方


レタスはキク科。
その形から、結球レタス、半結球レタス、リーフレタスに分けられます。
見た目はなんだかひ弱そうですが、意外とそうでもなく、どんな土でも
元気に育ちます。
(有機質を多く含む土だと、さらに元気に育ちますよ)
ただ、連作障害が起こりますので、今年植えた場所には、1〜2年は
同じキク科の作物は植えないようにしてくださいね。
タネまきの時期をずらせば、けっこう一年中収穫できます。

土の適正PH(酸度)は、6.6〜7.2です。
育成温度は18〜25℃。
日当たりの良い場所を好みます。

注意する病害虫は、腐敗病・軟腐病・菌核病・ネキリムシ・アブラムシ
ヨトウムシ・ハモグリバエ などです。
害虫よりも病気の方が心配ですね。
レタスは乾燥を嫌うのですが、雨が多いと病気が発生しやすいので
気を付けてください。


レタス

レタスの種 レタスはプランターでも十分育ちます。
タネを直接プランターにまく場合には、30p間隔で点まきします。
(なるべく種が重ならないようにして、土は薄くかぶせてください)

畑に植える時は、いったんポットにまいて、本葉が3〜4枚になったら、株間30pで植え付けてください。(一斉に発芽してくるので、様子を見ながら間引きして、植えつけ前には一本にしておきます)

生育が悪いものから間引きますが、込み合って伸びてくるので、いっぺんに間引きしようとすると、残したいものまで傷つけてしまうこともあるので、何回かに分けて行ってくださいね。

間引いたものは普通は捨てますが、もったいないような気がする方は、他所に植えてしばらく直射日光をさけて水を多めに与えておけば、けっこう根付いてくれますよ。ただ、増やし過ぎると管理が大変ですけどね。
レタス 左写真は、レタスに付いたアブラムシです。
でも、害虫の被害は思ったほど大きくはないですね。
それよりも困るのが、結球レタスなのに結球しなくなること。
お日さまの光は好きなレタスですが、あまり温度が上がり過ぎると、結球しなくなります(丸く巻いてくれなくなるのです)
結球レタスがリーフレタス状態になってしまいます。(T∇T)

そういうわけで初めての方は、育てやすいリーフレタスがいいかもしれませんね。リーフレタスなら必要な分だけ外側の葉から切り取っていけばいいので、長く収穫できますし、何だかお得な気分です。
(結球レタスはかたく締まったものを、根元からざっくり切って収穫します)

結球したレタスは耐寒性が低いので、霜が降りそうな時はトンネルなどで保温するか、早めに収穫します。

レタスの生理障害

玉レタスの結球異常
高温、長日でとう立ちして結球しなくなる。
葉の生育スピードが短期間に変わってしまうと、タコ足球やタケノコ球と呼ばれる結球異常が起こりやすい。

ふち腐れ(チップバーン)
葉の先端や周囲が焼けたような腐ったような症状になる。
カルシウム不足によって起こる。(ただし、土中にカルシウムが足りないということに直結するわけではなく、土中にカルシウムがあっても、根が傷んでいたり、日照不足で十分に葉に行き渡らないこともあります)気温の上がる日中が低湿度状態であると、発生しにくいようです。
カルシウムの葉面散布で効果はありますが、治療ではなくて若い葉に対して予防として行う方が、良いようです。
心腐れ症は、カルシウムやホウ素の欠乏によって起こる。

レタスの病気の症状
腐敗病
病原細菌の種類によってその症状は異なってくるが、レタスの外葉の縁が褐色に変化し2〜3枚枯れてしまう場合、中肋(中心にある一番太い葉脈)に病斑が出る場合などがある。細菌は混在していることも多い。
対策として…
発病した株は抜き取って処分。
防除効果の高い薬剤は、ストレプトマイシン水和剤。他にはバリダマイシン液剤。


軟腐病
高温多湿時に発生。
レタスの地際の茎や葉柄が水がしみたような暗褐色の病斑ができ、軟化腐敗し、異臭を放って枯れていきます。

対策として…
薬剤での治療は困難なので、株は抜き取って処分。
予防としては、発生しそうな時期にバイオキーパー水和剤を散布。

菌核病
比較的低温で多湿条件で発生します。
レタスの葉柄に褐色の病斑ができ、進行すると黒色になります。病斑には白いカビが生え、のちにネズミの糞のような黒い不定形の塊ができます。(この塊は菌糸が固まった菌核と呼ばれます)
発病した株は、地際から腐敗して枯死します。
対策として…
連作は避け、排水を良くできるように改善する。
病変部は素早く取り除いて焼却処分。
トップジンM水和剤・ロブラール水和剤などを1週間おきに2〜3回散布。

コンパニオンプランツとは?
レタスのコンパニオンプランツ

生長を促進 ―――― タマネギ、ニンニク
病害虫予防 ―――― マリーゴールド、フェンネル
相性の悪いもの ―― 


果物・果樹の育て方一覧

イチゴ(苺) 手軽に始めるには、まずはここから……という感じのフルーツです。
ブルーベリー 比較的、病害虫に強いので、失敗しない果樹のひとつです。
無花果(いちじく) 果樹の中では一番手がかからないのではないでしょうか。鉢植えでもたくさん実を結びます。
レモン(檸檬) 病気や害虫に苦労します。でもレモンの香りはいやされますね。
蜜柑(みかん) 柑橘系は病気の種類も、害虫も多いので常に注意が必要です。
パイナップル 鉢の中でもパイナップルが生るんです。早速スーパーでパイナップルを買ってみましょう。
ぶどう(葡萄) 一番お勧めの果樹です。場所さえあればあまり手間はかかりません。
グァバ(バンジロウ) トロピカルフルーツの中でも強健で育てやすい果樹です。温暖な地域なら失敗しにくいのでお勧めです。
キウイ 生育旺盛で栽培も容易かつ実付きも良い果樹。鉢植えでも収穫できます。
パパイヤ 寒さに弱いので暖地向き。病害虫には強い果樹です。幹が固くならないので、強風はには気を付けます。
マンゴー 今、人気のフルーツです。大きくなりやすい果樹なので、小さく抑える工夫が必要かな。


野菜の育て方一覧

トマト 家庭菜園の代表ともいうべき野菜ですね。ミニトマトをプランターでベランダ栽培している人も多いですね。
シソ(紫蘇) 育てやすい野菜の代表ですね。料理の薬味として活躍しますから、一本あると重宝します。
レタス 土を選ばず元気に育つので家庭菜園の定番野菜です。日当たりが良い場所で冷涼な気候を好みます。
ピーマン 害虫の心配は少なく、育てやすい野菜です。栄養面からみても、育てておきたい野菜のひとつですね。
ナス 秋ナスは嫁に食わすな……でも食べたいですよね。自分で育てたナスなら、また格別の美味しさです。
きゅうり 代表的な夏の野菜。収穫期間も長いので、夏の間中、瑞々しいキュウリが楽しめそうです。
ゴーヤ(ニガウリ) ゴーヤはグリーンカーテンとしても使われる人気の野菜です。
豊富なビタミン・ミネラルに加えて血糖値や血圧を下げる効果にも注目ですね。
とうもろこし
(スイートコーン)
草丈が2mを超えるものもあるスイートコーン(とうもろこし)ですが、野菜用の大きめのプランターなら大丈夫です。ベランダ菜園には不向きですが、都会では珍しいので一度チャレンジしてください。
山芋(自然薯) 滋養強壮に効果があるといわれる山芋。山芋を収穫するのは大変ですが、ムカゴの収穫は楽ですし、とっても美味しくいただけます。
ネギ 脇役になりがちなネギですが、ネギの必要な料理って結構多いですね。深根ネギだとプランターでの栽培にはちょっと不向きですが、暑さ寒さには強い野菜です。

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