パイナップルの育て方

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パイナップルの育て方


パイナップルといえば、昔は缶詰でしか目にすることができなかった
けれど最近は生のままのパイナップルをスーパーでも良く見かける
ようになりました。d(^-^)

刺々しいその見た目は、フルーツの中でも個性的。
皮も厚いので、食べるだけなら缶詰の方が楽かもしれませんね。

でも生のパイナップルならそれを活かして育てることができます。

南国系の植物らしい風貌で、ガーデニングのちょっとしたアクセントに…

病気にも害虫にも強いし、水やりもほとんど気にする必要がないので
不精な人にも育てられるフルーツです。(@^∇^@)



パイナップル

パイナップル(パインアップル) スーパーで買ってきたパイナップルです。
日本で生のまま売られているトロピカルフルーツは、ほとんどがハウス(温室)栽培です。
南国系の植物は、耐寒性が弱く冬越しが問題になってくるので、基本的には鉢植えにして、冬は室内に取り込むようにした方が問題なく育てられるでしょうね。
九州南部なら、庭植えでも大丈夫だと思います。


パイナップルは、パイナップル科の常緑多年草。
耐寒性は弱いのですが、耐乾性は強く、痩せた酸性土壌の土地での栽培も可能。
生育温度は20℃〜30℃。
気温が10℃以下になったら成長が止まるので、水やりは控えてください。
根腐れしてしまいます。
パイナップル(パインアップル) まずはクラウン(「冠芽」パイナップル上部の葉の部分)を切り取ります。
クラウン『パイナップル(パインアップル)』 ざっくりと切った跡です。
本当は下の実の部分は必要ありません。もっと葉の付け根の部分まで実を切って、下の葉を少し取り除いた状態で植え付けるのが一般的。

ただ、クラウンが重たいので、植える時にはこのくらい土台にして残しておいた方が安定します。(無精者ってわけじゃありません……ワイルドでも大丈夫なだけです。)(^0^)

葉の付け根までしっかりと埋めて、たっぷりと水をかけてなじませておきます。
土はそれほど選びませんが、どちらかと言えば酸性土で水はけの良い土にした方がよいでしょう。
パインアップル(パイナップル) 鉢植えにするなら、大きめのプランターがお勧めです。
それほど根が大きく張るわけではないのですが、成長するにつれて葉が大きく外に張り出してきます。
小さい鉢だと持ち運ぶ時に、チクチク、ガリガリ……。
風が強いと倒れたり、それでなくても実の重みで……。

夏場もたっぷりとお日さまの光に当てますが、小さい鉢では夏に水切れを起こしたり、直射日光によって鉢や土の温度が上がってしまいます。(乾燥には強いので、夏場に突然枯れていた…ということはあまりないはずです。)

夏場は、庭植えや大きい鉢なら直射日光のあたる場所で。
小さい鉢なら直射日光をさけて、半日陰ですね。

パインアップル(パイナップル)冬 冬に気温が下がると葉の先から枯れてきますが、中央の葉が緑色で中から顔をのぞかせている間は、あまり気にする必要はありません。

ただ、水やりは控えめに!
冬は土を乾燥気味にしておきます。そうしないと、根腐れを起こしてあっという間に枯れてしまいますから。
冬場はなるべく日当たりのよい場所へ。
零下になるようなら室内へ。
冬でもなるべく5度にならないように管理した方が良いです。

ただ、1〜2日程度、雪に降られたりしたからと言って枯れるものでもありません。土の中の温度と外気温は違うので、庭植えの場合はマルチングなどで保護します。それだけで、根に与える悪影響を軽減できます。
パイナップル花実 左写真は中心部から実が伸びてくるところです。
花が咲いているのが分かるでしょうか?

植え付けてから、大体2〜4年くらいで実がつきます。
でも一度開花した後は、同じ茎には花がつきません。
では収穫したあとでどうするかというと……
パイナップルの茎の横から新たに伸びてくる芽(吸芽・きゅうが)や、茎の横に付いてる小さな実のようなもの(えい芽・えいが)、またはクラウンを新しい苗として育てます。

パイナップルは、葉からも水や栄養を吸収するので液肥を葉面全体に散布するのも効果的です。
パイナップル吸芽(きゅうが)
茎から伸びようとしている吸芽(きゅうが)です。 成長した吸芽。右のパイナップルの実を収穫したあとは、この吸芽を伸ばして実をつけさせます。

果物・果樹の育て方一覧

イチゴ(苺) 手軽に始めるには、まずはここから……という感じのフルーツです。
ブルーベリー 比較的、病害虫に強いので、失敗しない果樹のひとつです。
無花果(いちじく) 果樹の中では一番手がかからないのではないでしょうか。鉢植えでもたくさん実を結びます。
レモン(檸檬) 病気や害虫に苦労します。でもレモンの香りはいやされますね。
蜜柑(みかん) 柑橘系は病気の種類も、害虫も多いので常に注意が必要です。
パイナップル 鉢の中でもパイナップルが生るんです。早速スーパーでパイナップルを買ってみましょう。
ぶどう(葡萄) 一番お勧めの果樹です。場所さえあればあまり手間はかかりません。
グァバ(バンジロウ) トロピカルフルーツの中でも強健で育てやすい果樹です。温暖な地域なら失敗しにくいのでお勧めです。
キウイ 生育旺盛で栽培も容易かつ実付きも良い果樹。鉢植えでも収穫できます。
パパイヤ 寒さに弱いので暖地向き。病害虫には強い果樹です。幹が固くならないので、強風はには気を付けます。
マンゴー 今、人気のフルーツです。大きくなりやすい果樹なので、小さく抑える工夫が必要かな。


野菜の育て方一覧

トマト 家庭菜園の代表ともいうべき野菜ですね。ミニトマトをプランターでベランダ栽培している人も多いですね。
シソ(紫蘇) 育てやすい野菜の代表ですね。料理の薬味として活躍しますから、一本あると重宝します。
レタス 土を選ばず元気に育つので家庭菜園の定番野菜です。日当たりが良い場所で冷涼な気候を好みます。
ピーマン 害虫の心配は少なく、育てやすい野菜です。栄養面からみても、育てておきたい野菜のひとつですね。
ナス 秋ナスは嫁に食わすな……でも食べたいですよね。自分で育てたナスなら、また格別の美味しさです。
きゅうり 代表的な夏の野菜。収穫期間も長いので、夏の間中、瑞々しいキュウリが楽しめそうです。
ゴーヤ(ニガウリ) ゴーヤはグリーンカーテンとしても使われる人気の野菜です。
豊富なビタミン・ミネラルに加えて血糖値や血圧を下げる効果にも注目ですね。
とうもろこし
(スイートコーン)
草丈が2mを超えるものもあるスイートコーン(とうもろこし)ですが、野菜用の大きめのプランターなら大丈夫です。ベランダ菜園には不向きですが、都会では珍しいので一度チャレンジしてください。
山芋(自然薯) 滋養強壮に効果があるといわれる山芋。山芋を収穫するのは大変ですが、ムカゴの収穫は楽ですし、とっても美味しくいただけます。
ネギ 脇役になりがちなネギですが、ネギの必要な料理って結構多いですね。深根ネギだとプランターでの栽培にはちょっと不向きですが、暑さ寒さには強い野菜です。

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