とうもろこし(スイートコーン)の育て方

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スイートコーン(とうもろこし)の育て方

スイートコーン(とうもろこし)は、イネ科の一年草。
草丈が高いものになると、3m近くになるので、家庭菜園ではあまり
育てている方はいないかもしれませんね。
でも、大きめのプランターなら、スイートコーン(とうもろこし)も栽培
できますよ。
収穫から一時間で甘味が半減するといわれるスイートコーンの
とりたての美味しさは、食べた人にしかわかりませんね。
是非一度、お試しください。(@^∇^@)

土の適正PH(酸度)は、5.5〜7.5です。
発芽適温は20〜30℃
育成温度は25〜35℃。
日当たりの良い場所を好みます。

スイートコーン(とうもろこし)で注意する病害虫は、アブラムシ
アワノメイガ・ネキリムシなど病気よりも害虫に対する対策が重要です。
連作障害は比較的出にくいので安心ですが、飼料用に栽培して
いるトウモロコシなどは連作を繰り返すうちに、収穫量が落ちたり、
ゴマ葉枯病などの病気が発生したりするようです。
農家では輪作が基本らしいです。
家庭菜園レベルでは、あまり関係なさそうですね。


スイートコーン(とうもろこし)

スイートコーン(とうもろこし) タネまきは4月くらいから。
タネは一か所に3〜4粒づつまいて、覆土は2〜3pにします。
(カラスやハトに食べられないように注意してください。鳥はけっこう見てますよ)
土は手で軽く押さえておいてください。
苗なら本葉が2〜3枚になった頃に植え付けます。
スイートコーン(とうもろこし)の株間は30p
最終的には一か所に一株になるまで間引きしますが、草丈が大きくなると倒れやすくなるので、軽く土寄せすると安心です。
追肥は月に1回程度、1uあたり60gほど与えてください。
幼苗のうちにネキリムシにやられると大ダメージなので、苗の植え付け後や発芽後に、STゼンターリやオルトランなどの薬剤を散布しておくと効果的です。(ネキリムシは夜に出没します)
地ぎわから、わき芽が出てきますが、普通は取らずにそのまま置いておきます。株を支える形になって安定するのと、より多く光合成させる為です。
とんでもなく元気に生えてきて主茎の生長を阻害しそうなら、取り除いてください。
スイートコーン(とうもろこし)雄花、雌花 スイートコーン(とうもろこ)は雌雄異花。
茎の途中に付く(写真左)が雌花で、先端に咲く(写真右)のが雄花です。
雄花が先に開花して花粉を飛散させ始めると、その1〜3日ほどで雌花である絹糸が出てきます。
風によって受粉されるので、数多く育てていれば問題ないですが、栽培している株の数が少ないと思うように受粉できないこともあるので、その時は雄花である穂を雌花の絹糸につけて受粉してあげます。
(家庭菜園では人工受粉が確実ですね)

受精が始めると、薄緑色だった絹糸が変色して縮れていきます。
(スイートコーン(とうもろこし)の特徴である「ひげ」のことです)
一株に幾房か付きますが、一株一房にした方が実は充実します。
普通は一番上の房を残して、残りは取り除きます。(取り除いた房は、ヤングコーンなので、美味しくいただきましょう)
房が膨らんで、ひげが縮れて褐色になったら収穫です。
(折ってしまう前に、房の先の方の皮を少しめくって確認する方がgood!です)(*`∇´*)v
トウモロコシの雄花とかなりの量の花粉 とうもろこしの雌花(絹糸)。落ちてきた花粉によって受粉。 
 トウモロコシの雄花から落ちていくすごい量の花粉です。
写真のように蜂などの昆虫が落としたり、風によって
受粉が行われます。
上の雄花から落ちてきた花粉が、雌花の絹糸にたっぷり降りかかって受粉しています。
これが十分でないと、実の入りが歪になったりします。
トウモロコシの収穫 とうもろこし
実が膨らんできていよいよ収穫の時、折ってしまう前に
少しめくって実の入りを確認。
びっしりいい感じで詰まってます。
とうもろこしの収穫は、朝早く気温が上がらないうちに。d(^-^)
獲れたてを湯がいて食べるのが一番ですね。
本当に味が違いますよ。家庭菜園でしか、獲れたてを食する機会はなかなかないと思うので、是非チャレンジしてほしいですね。

スイートコーン(とうもろこし)の生理障害

キセニア現象
他の野菜にも起こる現象ですが、他の野菜ではあまりその品質に影響を及ぼすことはありません。
ですが、スイートコーン(とうもろこし)については、味や品質の低下を招くので注意が必要です。
花粉親の影響が子実(胚乳)に現れる現象なのですが、近くに異なる品種のものを植えたり、隣接する畑地との距離が近かったりすると、異品種の花粉が飛んできて起こります。
胚乳部分を食する植物はそうそうないので、スイートコーン(とうもろこし)特有の現象に思われがちですね。
混植を避け、他の品種が植えられている栽培地とは適当な距離を保つ必要があります。

タッセルシード(雄穂種子)
寒い地域で良く起こる現象で、雄花の穂先にトウモロコシの実が付くことを言います。
低温長日などの気象条件で起こりやすいようです。

スイートコーン(とうもろこし)の実の入りが悪い
出来の悪い実は粒が不ぞろいで、中にはスカスカなものがありますが、受粉が充分でなかったのが原因です。
ひげ(絹糸)一本が、粒の一つを大きくさせるので、ひげ一本一本に受粉させる必要があります。

コンパニオンプランツとは?
スイートコーン(とうもろこし)のコンパニオンプランツ

生長を促進 ―――― カボチャ
病害虫予防 ―――― ナス
相性の悪いもの ―― トマト


果物・果樹の育て方一覧

イチゴ(苺) 手軽に始めるには、まずはここから……という感じのフルーツです。
ブルーベリー 比較的、病害虫に強いので、失敗しない果樹のひとつです。
無花果(いちじく) 果樹の中では一番手がかからないのではないでしょうか。鉢植えでもたくさん実を結びます。
レモン(檸檬) 病気や害虫に苦労します。でもレモンの香りはいやされますね。
蜜柑(みかん) 柑橘系は病気の種類も、害虫も多いので常に注意が必要です。
パイナップル 鉢の中でもパイナップルが生るんです。早速スーパーでパイナップルを買ってみましょう。
ぶどう(葡萄) 一番お勧めの果樹です。場所さえあればあまり手間はかかりません。
グァバ(バンジロウ) トロピカルフルーツの中でも強健で育てやすい果樹です。温暖な地域なら失敗しにくいのでお勧めです。
キウイ 生育旺盛で栽培も容易かつ実付きも良い果樹。鉢植えでも収穫できます。
パパイヤ 寒さに弱いので暖地向き。病害虫には強い果樹です。幹が固くならないので、強風はには気を付けます。
マンゴー 今、人気のフルーツです。大きくなりやすい果樹なので、小さく抑える工夫が必要かな。


野菜の育て方一覧

トマト 家庭菜園の代表ともいうべき野菜。ミニトマトをプランターでベランダ栽培している人も多いですね。
シソ(紫蘇) 育てやすい野菜の代表ですね。料理の薬味として活躍しますから、一本あると重宝します。
レタス 土を選ばず元気に育つので家庭菜園の定番野菜です。日当たりが良い場所で冷涼な気候を好みます。
ピーマン 害虫の心配は少なく、育てやすい野菜です。栄養面からみても、育てておきたい野菜のひとつですね。
ナス 秋ナスは嫁に食わすな……でも食べたいですよね。自分で育てたナスなら、また格別の美味しさです。
きゅうり 代表的な夏の野菜。収穫期間も長いので、夏の間中、瑞々しいキュウリが楽しめそうです。
ゴーヤ(ニガウリ) ゴーヤはグリーンカーテンとしても使われる人気の野菜です。
豊富なビタミン・ミネラルに加えて血糖値や血圧を下げる効果にも注目ですね。
とうもろこし
(スイートコーン)
草丈が2mを超えるものもあるスイートコーン(とうもろこし)ですが、野菜用の大きめのプランターなら大丈夫です。ベランダ菜園には不向きですが、都会では珍しいので一度チャレンジしてください。
山芋(自然薯) 滋養強壮に効果があるといわれる山芋。山芋を収穫するのは大変ですが、ムカゴの収穫は楽ですし、とっても美味しくいただけます。
   
ホウレンソウ 鉄分やビタミンの多い野菜なので、食卓に顔を出す機会も多いホウレンソウ。小スペースで育てられるのでベランダ菜園にもピッタリです。
ネギ 脇役になりがちなネギですが、ネギの必要な料理って結構多いですね。深根ネギだとプランターでの栽培にはちょっと不向きですが、暑さ寒さには強い野菜です。

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